定期保険の仕組み〜シンプルでも多種多彩
[0]TOP [1]定期保険・医療保険という生命保険
[2]前へ [3]次へ
定期保険は掛け捨てですか
定期保険の仕組み〜シンプルでも多種多彩
○『定期』とは[期間を定める]ということ。「定期保険」は、期間を限定して大型の保障を準備する保険です。
○特徴は『掛け捨て』であること。保険期間の途中で解約したときの「解約返戻金」と満期になったときの「満期保険金」がない分、保険料が割安になっています。
○20年以上など長期の契約になると、多少の「解約返戻金」があります。
○「保険金額」は「保険期間」を通して同額なのが一般的で、「平準定期保険」と呼ばれます。
○長期間の契約の場合、保険料は一定のまま保険金額が段階的に増えてゆく「逓増定期保険」と、反対に満期に向かって減っていく「逓減定期保険」もあります。
○契約年齢範囲は保険会社により異なりますが、概ね6歳〜85歳です。
○保険期間の設定は保険会社により異なりますが、概ね1年〜40年の「年満期」と55歳〜100歳で満了の「歳満期」があります。
【図2〜4】(平準定期・逓増・逓減)
○商品名は、ほとんどの保険会社が仕組みを意味する「定期保険」という、そのままの名前にしているところが多いようです。
○仕組みがシンプルなので、糖尿病・高血圧症患者向けの「弱体者定期保険」、保険金を年金で支払う「収入保障保険」、優良体や非喫煙者であれば安い保険料で加入できる「優良体・健康体定期保険」など、アレンジは豊富です。
- 日本生命の「BIG・YOU」は、「生存給付金」付の定期保険。
- 明治安田生命の「PL’EASE」は、弱体者向け定期保険。糖尿病・高血圧症の人も、主治医が記入した専用診断書を提出して加入できる。一般的な定期保険と比べると加入できる最高保険金額は低く、保険料は割高になっている。
- 第一生命の「Skip」は、「生存給付金」付の定期保険。
- 住友生命の「記念日宣言」は、「生存給付金」付の定期保険。
- 朝日生命の「つばさ」は、「生存給付金」付の定期保険、契約年齢3歳〜25歳の男性対象。・朝日生命の「チャイム」は、「生存給付金」付の定期保険、契約年齢3歳〜45歳の女性対象。・富国生命の「ピュア」は、「生存給付金」付の定期保険。
- 大同生命の「糖尿病・高血圧用定期保険」はその名の通り、糖尿病・高血圧症の人専用の定期保険。弱体者向けの商品でも、契約年齢範囲・保険期間・最高保険金額は一般的な定期保険と比べてそれほどの遜色はナシ。4区分ある保険料率は、上記保険会社の商品と比べると割安感アリ。
- ソニー生命の「家族収入保険」は、年金払方式の定期保険。保険金が『一時金』ではなく、一定の期間に『年金』として毎月支払われる。保険会社が保険金をまとまめて支払わなくてもいい分、保険料は割安。『年金受取人』の希望により、保険金を一括で受け取ることもできる。
- ・プルデンシャル生命の「PNB(ペアレント・ニーズ・ベネフィット)」は、受取人固定型の平準定期保険。「被保険者(保険の対象者)」であって「契約者」でもある子が、親を「保険金受取人」にして契約する。子が親より先に死亡したときの「死亡保険金」が親に支払われる。
- ・アリコジャパンの「拡大保険」は、「逓増定期保険」。物価の上昇に伴って、契約当初の保険金額が目減りする可能性に対処する。物価指数が変動しても保険料は変わらず、保険金が一定のペースで毎年上昇。
- ・アイエヌジー生命の「クオリティプラス」は、優良体料率適用特約付定期保険。血圧・体格・喫煙歴等の状況によって保険料が割引になる。一般的な定期保険と比べると、同じ保険料で高額の保障が得られる。
- ・オリックス生命の「コストブロック」は、解約返戻金抑制型の定期保険。保険期間は長期、契約途中で解約したときの「解約返戻金」が無い。一般的な長期の定期保険と比べると、保険料が割安。
PCサイト
[1]定期保険・医療保険という生命保険 目次へ
[2]前ページへ
[3]次ページへ
[4]このページ一番上へ
[0]TOPページへ
当サイトの分野別目次
生命保険の保険金・保険料
|
生命保険の配当・転換・更新
|
養老保険・変額保険という生命保険
|
定期保険・医療保険という生命保険
|
終身保険・定期付終身保険という生命保険
|
自由設計型保険という生命保険
|
生命保険の見直し
|